- LPIC1がどんな資格なのか説明
- Linuxを業務で使用してるなら必須の資格です
- 就職や転職に有利になります
- LPIC1に合格するための勉強方法紹介
- Linuxを使ったことある人、未経験の人に分けて解説
Linuxの理解を深めるためにLPICの資格取得は効率的です。むしろ必須の資格。
必須条件にしている企業もあるので、資格を取得することであなたの市場価値爆上がりです。
Linuxの基礎的なコマンドから、シェルスクリプトの作成など学べますよ。
この記事では現役エンジニアの僕が「絶対に合格できる勉強方法」を解説します。
「Linux未経験者」と「Linux経験者」に分けて解説しているので自分にあった方を見てくださいね。

LPIC1の勉強方法だけ知りたい人は、ここ から読んでください。
LPIC1に合格するためにまずは敵を知る
まずはLPIC1がどんな資格なのか説明しますね。
LPIC1(LPICレベル1)とは?
LPICはLinuxに関するベンダー試験です。
国家試験などの公式な試験ではなく、ベンダーが提供している試験になります。
LPICはレベル1からレベル3まで存在します。LPIC1はその中で1番レベルの低い試験です。
しかし、公正なLinuxスキルの判断基準として国際的に認められており、200か国以上の技術者が受験しています。
- Linuxに関する基礎的な知識を所有している証明になる資格
- 「LPIC1 101」と「LPIC1 102」を取得して「LPIC1」合格
LPIC1は「LPIC1 101」と「LPIC1 102」の2つに分かれており、両方合格して「LPIC1」の資格を取得したことになります。
実はこのLPIC1は「就職」や「転職」にも有利な資格です。
LPIC1に合格すると就職や転職で有利なの?勉強する価値ある?
- 就職や転職でも有利になる資格
- 採用の必須条件にしている企業もあり
LPIC1の資格がないとエンジニアになれないかと言われると、なくてもなれます。
エンジニアは未経験の採用もあるので必須ではありません。
しかし、LPIC1の資格を持っていると有利です。
つまり、業務経験などの実績がない場合「LPIC1の資格」は必要と言うこと。
WEBエンジニアでもLinuxサーバを扱う機会は多いため、LPIC1の資格を持っていることはとても有利です。
僕もWEBエンジニアですが、日々の業務でLinuxサーバを扱うためLPIC1を取得しました。
LPIC1合格の難易度と、合格に必要な勉強時間
LPIC1の難易度と、合格に必要な勉強時間を解説します。
LPIC1に合格する難易度は?
- LPIC1はLinux未経験の人でも取得できる資格
LPIC1を取得するには以下を理解する必要があると言われています。
・Linuxシステムのアーキテクチャを理解する。
Linux Professional Institute より
・X11を含むLinuxワークステーションをインストールして維持し、それをネットワーククライアントとしてセットアップします。
・一般的なGNUやUnixコマンドを含むLinuxのコマンドラインで動作します。
・ファイルやアクセス許可、システムセキュリティを処理する。
・簡単なメンテナンスタスクを実行する:ユーザーのヘルプ、大規模なシステムへのユーザーの追加、バックアップと復元、シャットダウンと再起動。
LPIC1は、LPICの中で1番難易度の低い試験ですが、Linuxの基本的な内容は幅広く問われます。
僕は未経験でシステムエンジニアになり、入社1年目で取得しました。
WEBエンジニアなのでプログラミングが主な業務ですが、Linuxも業務で使用します。
Linux未経験、またはLinux経験が少ない方でも、しっかり勉強すれば合格することができます!
LPIC1の合格に必要な勉強時間は?
- Linux未経験の人でも3ヶ月
- Linux経験者なら1ヶ月
ぼくは約1年間の業務経験がある状態で受けました。
僕がLPIC1を合格したときの勉強時間を紹介しておきます。
LPIC 102 は「3週間」で約20時間程度
※僕は業務内容が、LPIC 102 の方が近いため時間がかかりませんでした。
LPIC1の勉強時間は経験者なら「計50時間」程度、Linux未経験の方は倍の「計100時間」程度が目安です
週10時間勉強する人なら2ヶ月半なので、勉強時間1ヶ月〜3ヶ月は正しいと言えます。
LPIC1に合格できる勉強方法を解説
LPIC1に合格できる勉強方法を解説します。
LPIC1に合格するための勉強法:おすすめの参考書と問題集の使い方を解説
まずは「Linux教科書」で基本から学びましょう
LPIC1はLinux未経験者でも取得可能です。
LPIC1を取得するために使う「参考書」と「問題集」を紹介し、使い方まで解説しますね。
まずは「Linux教科書(通称、あずき本)」 を教科書として使いましょう。
「Linux教科書」は人気、実績ともにNo.1の参考書です。
私も使用しましたが、LPICの参考書としてこれ以上のものはありません。
「Linux教科書」を使った勉強法を紹介していきます。
まずは「Linux教科書」を最初から最後まで一通り読みます。
ここで全てを理解する必要はありません。ポイントは3つあります!
- 出題範囲を知る
- 苦手な(理解しにくい)分野を知る
- 記載されているコマンドを実行する
「Linux教科書」にはLinuxの環境構築の方法も記載されています。
記載されているコマンドを実行しながら、出題範囲と苦手な分野を知りましょう。
「Linux教科書」を一通り読んだら問題集を解きます。
問題集は「スピードマスター問題集」がおすすめ、この本以上の問題集はないでしょう。
僕は「スピードマスター問題集」を3周解きました。
- 問題集で問題を解く
- 間違えた問題の解説を見る
- 「Linux教科書」で同じ分野を復習
- ①に戻る
「Linux教科書」を全て理解するには膨大な時間が必要です。
問題集を解きながら必要な範囲を中心に理解を深めます。
「Linux教科書」と「スピードマスター問題集」に模擬試験が付いています。
模擬試験で8割取れるようになるまで繰り返します。
本番の試験でも「スピードマスター問題集」と類似の問題がたくさん出題されます。
2割の問題は解けなくてもOKです。
模擬試験の類似問題でしっかり点数を稼ぎましょう!
LPIC1に合格するための勉強法:LPIC101はLinuxを操作するための基礎
LPIC101はLinuxをこれから触る人や、Linux初心者のための「Linuxの基礎」が出題されます。
勉強のための参考書はすでに紹介している「Linux教科書」を使っていきます。
LPIC1に合格するための勉強法:LPIC102はLinuxを使ったサービス提供が前提
LPIC102は、Linuxの基礎が身についていることが前提。
その上で、Linuxサーバを使ってあなたがサービスを提供するための基礎について問われます。
- シェルスクリプトの作成
- ネットワークの基礎
- Apacheやsendmailなどのアプリの基礎
- などなど
今紹介したLPIC102の範囲が分からなくてもOK。
LPIC102を取得すれば、Linuxを使ってあなたもサービスを提供できるようになりますよ。
LPIC1に合格するための勉強方法と勉強時間まとめ
本記事のまとめです。
ポイント1
LPIC1はLinux初心者向けの資格ですが、就職や転職にも有利になります。
Linux未経験者でも独学で取得できるのでスキルアップのために取得しましょう!
ポイント2
LPIC1は「Linux教科書」を教科書代わりに使い、「スピードマスター問題集」を解きながら理解していきます!
付属の模擬試験で「8割」取れるようになれば試験でも合格できます!
本記事の内容は以上です。
LPIC1の資格を取得し、自分の市場価値を上げましょう!